


ギリシャ神話のエロスとプシュケの話をご存じでしょうか。
ローマの作家アプレイウスの長編小説 『黄金のロバ』の中で語られています。
エロスとプシュケの物語
かつて、世にも美しい王女プシュケは、そのあまりの美しさゆえに女神アフロディーテ(ヴィーナス)の嫉妬を買ってしまいます。怒った女神は、愛の神エロス(アモール/キューピッド)に「プシュケを醜い怪物に恋させよ」と命じます。ところが、プシュケを見たエロス自身が彼女に恋をしてしまい、彼女を秘密の宮殿に迎え入れました。
エロスは姿を隠したまま夜だけ彼女のもとに訪れ、二人は幸せな日々を送ります。しかし「決して夫の顔を見てはならない」という掟を破り、プシュケは眠るエロスの姿を灯火で覗いてしまいます。油がこぼれ、目を覚ましたエロスは彼女の裏切りに深く傷つき、姿を消してしまいました。
愛する人を取り戻そうと、プシュケは数々の過酷な試練に挑みます。アフロディーテに課せられた不可能な課題の数々を、神々や自然の助けを得ながら乗り越えていったのです。最後の試練で倒れたプシュケを、今度はエロスが救い出しました。彼の愛と祈りによって、ついにゼウスは二人の結婚を許し、プシュケは不死の女神となります。
こうして、試練を経て結ばれたエロスとプシュケの愛は、永遠のものとなりました。
エロスは『愛』、プシュケは『魂』を意味し、愛と魂の結合を象徴する美しい話として有名ですが、私も好きな話の一つです。
今回、このエロスとプシュケをイメージした作品を作りました。
と言っても、それぞれを象徴するもの(エロス:羽、プシュケ:蝶)を入れただけですが😅
服装は現代風ですしね。
でも二人の、少しはにかんだ、初々しい雰囲気が出せたと思います。
ブックタイプの作品なので、置いて飾ることができます。